本記事は『セーフティサブアセッサ(SSA)試験』の概要・テキストの紹介や、筆者の合格体験記を綴っています。
セーフティサブアセッサを含むセーフティアセッサ資格は、機械設計者や生産技術者を対象とした民間資格で、国際安全規格に基づく機械安全の知識や能力を認証するものです。
| 資格名 | セーフティサブアセッサ (SSA) |
| 資格分類 | 民間資格 |
この資格には以下の4つのレベルがあります。
| SAレベル | 説明 |
|---|---|
| セーフティリードアセッサ (SLA) | 専門的な知識を基に機械の総合的な妥当性確認を行う能力を認証。 |
| セーフティシニアアセッサ (SEA) | 特定の安全技術分野で設計から検証までを行う能力を認証。 |
| セーフティアセッサ (SA) | 安全方策の立案を含むリスクアセスメントを実施する能力を認証。 |
| セーフティサブアセッサ (SSA) | 機械安全に関する基本的な知識を持ち、リスクアセスメントを実施する能力を認証。 |
目次
資格の概要
試験時期
| 試験時期 | 申込期間 | |
|---|---|---|
| 夏期 | 7月下旬 | 6月上旬~中旬 |
| 冬期 | 1月下旬 | 12月上旬~中旬 |
試験時間・問題数
| 科目 | 試験時間 | 問題数 |
|---|---|---|
| 学科試験 | 13:10~14:20 (70分) | 大問13問 (増減あるかも) |
| ケーススタディ試験 | 15:20~16:50 (70分) | 1問 (ウソではない) |
解答形式
学科:○×、多肢選択、穴埋め
ケーススタディ:記述
合格基準
不明
合格率
合格率は、50〜70%と比較的高い水準です。
学科はさておき、ケーススタディ試験はもっと難易度が高いように思うのですが、
筆者のレベルが低いだけ??
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 2025夏 | 1,597名 | 897名 | 56.2% |
| 2024冬 | 1,919名 | 1,286名 | 67.0% |
| 2024夏 | 1,479名 | 977名 | 66.1% |
| 2023冬 | 1,682名 | 934名 | 55.5% |
| 2023夏 | 1,389名 | 955名 | 68.8% |
受験者数は冬の方が多い傾向となっています。

受験者数が右肩上がりとなっています。
ドローン検定みたいに国家資格化することもあるかもしれません。
なお学科試験免除者と全科目受験者の合格率はほとんど変わりません。
本試験の合否はケーススタディ試験にかかっていると言えます。
難易度
☆☆☆★★
受験資格
なし
科目免除
有り ※学科試験のみ合格の場合、 次回・次々回は免除
試験地
| 試験時期 | 試験地 |
|---|---|
| 夏期 | 東京/名古屋/大阪/仙台 |
| 冬期 | 東京/名古屋/大阪 |
試験手数料
22,000円(税込)
※学科免除の場合も同様
なおワンランク上のセーフティアセッサ(SA)になると49,500円とかなり高額です。
試験機関
テキスト
本資格合格のために、テキストは必須です。
以下の書籍が日本認証株式会社のサイトで販売されており、試験範囲を網羅しています。
機械安全<初級>~リスクアセスメント実施者向け~
4,400円(税込) 日本認証株式会社

「JIS」も役に立ちます。
セーフティアセッサ(SA)以上を目指す方など、機械安全の理解を深める上では重要な存在です。
会社の補助などが出る場合は購入する価値アリです。
合格体験記
資格取得の動機
久々(17年ぶり)の会社指示であります。
産業安全の機械分野に興味があるため、個人的にも好都合でした。
勉強時間
本試験対策に充てた時間は約25時間です。
内訳は、学科対策に15時間、ケーススタディ試験対策に10時間程。
リスクアセスメントの実務やISOに関する知識・経験がそこまで無い、という方は、もう少し時間を確保した方が良いかもしれません。
ちなみにKY(危険予知)の知識・経験はケーススタディ試験にとても役立ちました。
勉強方法
この資格試験に関する過去問は存在しないため(筆者調べ)、対策はテキストを読む、日本認証の講習会に参加するくらいしかありません。
幸いテキストは薄い(別紙込みで150Pほど)ので、何度も読んで理解を深めましょう。
また、講習会は出題ポイントを絞った講義となっており、試験対策には非常に有効です。
学科試験の項に出題例を記載しますので参考にしていただければ幸いです。
特にISO12100のフロー↓は頭に叩き込みましょう!

(RA及びリスク低減プロセス/ISO12100)
※引用元:機関安全〈初級〉~リスクアセスメント実施者向け~ 2024.4.1 日本認証㈱ p114
試験当日
試験日:2024年7月26日(金)
試験会場:タイム24ビル
(同ビル1Fにコンビニあり)
試験日が近づくと、受験票・受験案内をダウンロード出来るようになります。

特に受験票は忘れないようにしましょう。

(ルッキズムの敗者)
当日の試験スケジュールは会場に掲示されています。
なお途中退席可能です。

会場には壁掛け時計がありましたが、座席によっては全然見えないので時計は持参する方が無難です。
学科試験
大問で13問出題。
記憶の限りで↓の表に記載しました。
| No. | 問題分野 | 問題数 (目安) | 解答形式 | 出題範囲 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | リスクアセスメント リスク低減 (保護方策) | 10問 | 穴埋め | ISO12100(JIS B 9700) |
| 2 | 労働安全衛生 | 5問 | 穴埋め | 回転軸の留め具:埋頭型 手摺高さ:90cm以上等 |
| 3 | ISO/IECガイド51 に関する問題 | 5問 程度 | 穴埋め | A規格~C規格のどれがどれ? 基本安全?個別製品? |
| 4 | 技術者倫理 | 5問 | ○× | 「(公社)日本技術士会」の 「技術士倫理要領」から |
| 5 | 実施対策の分類 | 10問 | 選択 | 本質的安全設計 安全防護・付加保護 使用上の情報 |
| 6 | RAに必要な情報 | 10問 | 穴埋め | リスクアセスメントに必要な情報 |
| 7 | IEC60240 | 5問 | 穴埋め | PELV、エンクロージャー(IP2X) について |
| 8 | ISO13849 | 8問 | 穴埋め | 安全関連部と非安全関連部 |
| 9 | 非常停止装置 | 5問 | ? | 概略要求、種類 |
| 10 | インターフェース | 5問 | ? | アクチュエータ(ボタン)の色と意味 表示灯の色と意味 |
| 11 | 停止カテゴリ | 5問 | ? | カテゴリ0,1,2について |
| 12 | 最小すき間 (ISO13854) | 6問 | 数値記入 | ![]() (人体部位の最小すき間) ※引用元:機関安全〈初級〉 ~リスクアセスメント実施者向け~ 2024.4.1 日本認証㈱ p119) |
| 13 | ガードの設定 | 3問 | 選択 | 危険源・ガード高さ・危険源までの 距離・開口部から、適切なガード を選択 |
問題が回収されるため、誤りがあるかも知れませんが何卒ご容赦願います。
ケーススタディ試験
作業のケーススタディを参考にリスクアセスメントを行い、10個ほど作業/原因・結果/リスクを抽出します。
「危険源」や「原因・結果」の分類、「作業工程」、「リスク見積り」の算定材料となる情報は試験時に配布されます。

(危険源の例)
※引用元:機関安全〈初級〉~リスクアセスメント実施者向け~ 2024.4.1 日本認証㈱ p115
筆者受験時は、破砕機で木材を粉砕し、チップ化。その後コンベア搬送する問題だったと記憶。
以下ポイントを掲載します。
- 制御盤はオブスタクルが無く、感電必死。
- 破砕機の開口部は広く、巻き込まれ必死。
- コンベアは確かベルト駆動で駆動部にカバー無し。
- 停止ボタンの色が「青」等にて誤操作。
- 化学物質取り扱い中に保護具未着用で中毒。
- 可燃物の粗雑な取扱いにて火災、やけど。
ケーススタディ試験 対策
練習問題を含む、ケーススタディ試験(リスクアセスメント)の対策資料を作成しました。
回答時の注意点等も掲載しています。
↓よりダウンロード出来ます。
ぜひご活用下さい。
試験結果
合格すると、結果通知書と認証証明書が封書で届きます。

(結果通知書)

(認証証明書)
合格 ヨシッ!!

これにて会社指示のミッションクリアです。
なお、報酬はありません。
仕事が報酬とか言わないで・・・。
SSAのその先へ・・・。
機械を含む安全の最高峰の資格と言えば「労働安全コンサルタント」。
筆者は2026年現在、チャレンジ中です。
<受験1回目の記録>

<受験2回目の記録>





コメント