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かいぱです。
本記事は『労働衛生コンサルタント試験(労働衛生工学)』の挑戦記です。
といっても、執筆時点(2025年9月)においては、労働安全コンサルタント試験に挑戦中のため、受験資格の確認や関連する講習の受講等が主となります。
約1年後、2026年10月の受験に向けて、のんびり更新していきます。
目次
資格の概要
労働衛生コンサルタントは、職場の健康と安全を守る国家資格です。
労働者の健康障害を未然に防ぐため、作業環境の診断・改善や健康管理の指導を行う専門家として、企業や行政からの依頼に応じて活動します。
「保健衛生」または「労働衛生工学」の区分があり、どちらの区分でも筆記試験と口述試験を経て厚生労働省の認定(試験合格)を受けます。
ちなみに区分については以下の住み分けとなっています↓
区分 | 主な対象領域 | 受験者の バックグラウンド例 | 専門科目の内容 |
---|---|---|---|
保健衛生 | 人体の健康管理、疾病予防、メンタルヘルス | 医師、保健師、看護師、薬剤師など | 健康診断、ストレス対策、健康教育など |
労働衛生工学 | 作業環境の物理・化学的リスク管理 | 技術士、衛生管理者、測定士など | 換気、騒音・振動対策、化学物質管理など |
保健衛生は「人」に焦点を当てた健康管理 、労働衛生工学は「環境」に焦点を当てた技術的対策 というイメージのようです。
区分選択において、筆者は医療や保健分野のキャリアを持ち合わせてないため、労働衛生工学の一択であります。
資格名 | 労働衛生コンサルタント(労働衛生工学) |
資格分類1 | 国家資格 |
資格分類2 | 名称独占資格 |
体感難易度 | (不明) |
受験前なので体感難易度は不明ですが、某サイトの偏差値を参考に筆者の保有資格と比較すると、
環境計量士 < 衛生コンサル < 応用情報
のような順番らしい。
こりゃ一筋縄ではいかないネ。
保有資格(特に労働衛生関連)の知識がうまく活用できることを願うばかりであります。
受験資格
本資格は受験資格が必要です。
よって“誰でも”って訳にはいきません。
筆者は前職の会社に相談し、下記の”1”にて受験資格を確保しました。
- 理科系大学卒+5年以上の衛生実務経験
- 短大・高専卒+7年以上の実務経験
- 高校卒+10年以上の実務経験
- 医師・歯科医師・薬剤師・保健師などの国家資格保持者
- 技術士、一級建築士、衛生管理者などの有資格者
もし前職での証明がもらえなかったら、5年の実務経験をやりなおし。
助かった。。。
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経歴証明書の抜粋
(前職企画のWさん&Kさん、有難う)
試験科目・問題数・試験時間
試験科目や時間割だけ見ると割と平凡ですが、専門科目は計算や記述のため、時間との戦いとなる予感。
試験科目 | 問題数 | 試験時間 | 備考 |
---|---|---|---|
労働衛生一般 | 30 | 10:00~12:00 (2時間) | 全問解答 |
労働衛生関係法令 | 15 | 13:00~14:00 (1時間) | 全問解答 |
労働衛生工学(専門) | 大問4つ | 14:30~16:30 (2時間) | 大問1・2から一つ 大問3・4から一つ をそれぞれ選択 |
科目免除
特定の資格保有者は一部科目が免除される場合があります。
例えば作業環境測定士を保有していると、「労働衛生一般」と「労働衛生関係法令」を免除することができます。
が、本資格試験を受けた先輩によると、専門科目は難易度が高く、総得点を稼ぐためには上記科目免除を使用しない方が良き、とのアドバイス。
これは経験者の意見に素直に従った方がよさそう。
解答形式
筆記試験:択一式(マークシート)+記述式(論述)
口述試験:面接形式での質疑応答
合格基準
筆記試験:総点数のおおむね60%以上。ただし、1科目につき、その満点の40%未満のものがある場合は、不合格。
口述試験:4段階評価の上位2ランクで合格。
合格率
労働衛生工学区分の合格率は 10〜20%前後だそうです。
下は筆記試験の受験者数・合格者数・合格率の推移です。

受験者数はここ5年で倍化しています。
一方で、合格者数・合格率は微増です。
労働衛生コンサルタント試験では筆記免除で口述試験に臨まれる方が多く、口述試験の受験者の半数以上がこのケースのようです。
参考までに労働安全コンサルタント試験の推移も掲載しときます。

こちらも受験者数は右肩上がり。
一方、合格者数・合格率は低下しちゃってますね;
オレ、今年(も)受けるんですけど。。。
試験機関
本試験の詳細や申込は、
公益財団法人 安全衛生技術試験協会(衛生管理者やボイラー技士とかと一緒)
まで。(なお回し者ではない)
試験手数料
受験料:筆記試験+口述試験で24,700円。
安くないですネ!
試験地
- 筆記試験:全国主要都市(東京・大阪など)
- 口述試験:東京または大阪
資格取得の動機
労働衛生分野の最高位(と勝手に思っている)を目指してみようと思った。
技術士の衛生工学部門の方が上? でもメシ食えないよな。。
勉強時間
情報源にもよりますが200時間~500時間といった記載が見られます。
特に専門科目が厄介らしい。
下限で!
参考書
(調査中)
恐らくコンサルタント会の書籍を頼ることになりそう。
6年分あるのでこれで何とかしてもらえないだろうか(何を?)。
三好本の過去問構成なら得意なんだけど、流石に出版されないよなー。
ちなみに生成AIに聞いてみたら、合格体験記ブログも非常に参考になるらしい。
なるへそ。
ワガハイもそちら側へ行こうではないか。
自己採点
(受験前でやんす)
試験結果
(受験前でやんす)
合格後
(受験前でやんす)
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以上、
進捗ありましたらUPいたします~。
お読みいただきありがとうございました♪
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