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【資格挑戦記】労働安全コンサルタント(機械)試験

労働安全衛生

当ブログをご覧頂きありがとうございます。

かいぱです。

本記事は『労働安全コンサルタント試験(機械)』の挑戦記です。

筆者は2024年10月に初受験し、不合格となっております。

過去問に初めて解いた際、産業安全一般と専門科目が思ったよりも解けた(気がした)ため油断しちまいました。

本番では産業安全関係法令にて、正答率40%に満たず科目不合格の体たらく。

2025試験にてリベンジを果たすべく、勉強中であります。

資格の概要

労働安全コンサルタントは、企業の安全管理体制を診断・指導する国家資格です。

製造業・建設業などの現場で、労働災害の予防や安全対策の立案を担う専門家として、厚生労働省の認定(試験合格)を受けて活動します。

機械・電気・化学・土木・建築の各分野に精通し、法令・技術・現場対応力を兼ね備えた「安全のエキスパート」です。

試験区分と専門分野は以下のようになっています↓

区分主な対象領域受験者のバックグラウンド例
機械機械設備の安全設計・保守製造業技術者、機械保全担当など
電気電気設備の安全管理電気主任技術者、電気工事士
化学化学物質の危険性評価化学技術者、化学物質管理者
土木土木工事の安全対策土木施工管理技士
建築建築現場の安全管理建築士、施工管理技士

筆者の場合、学生~社会人キャリア前半までは化学分野(特に有機・高分子)がメインでした。

が、キャリアの途中から製造設備の管理新設備の導入に携わる機会が増え、また受験資格を得るため機械保全を学んだことによって機械分野へのアレルギーが無くなったため、機械分野での受験を目指すことにしました。

(“化学”の過去問を覗いたら、筆者の嫌いな微分・積分の問題があったことも理由)

機械分野の専門科目は、過去取得してきた資格の知識を活かせる部分も多く、例えば

等々。

油断を生じる原因になったとも言えます^^;

資格名労働安全コンサルタント(機械)
資格分類1国家資格
資格分類2名称独占資格
体感難易度☆★★★★(不合格中)

一度目の受験時の感想としては、法令がこれまでの試験と比較にならないほど広範囲かつ細部までの理解が求められるということ。

労働安全衛生法・施行令・施行規則まで出題され、衛生管理者試験や作業環境測定士試験とは別次元です。

過去問がそのまま出題されることもほとんどなく。。。

一方で、8年分の過去問を遡って勉強していますが、小問単位では繰り返し出題されている条文や事例もありそう。

何度も問題を解いて、慣れるしかないか。

受験資格

本資格を受験するには受験資格が必要です。
※リンクから公益財団法人安全衛生技術試験協会のHPへ飛べます。

24パターンの受験資格が掲載されていますが、メジャーなのは「大学卒業+安全実務5年」、「高校卒業+安全実務10年」と思われます。

(渋谷、それは“今”を生きる場所。)

一方、製造業を例に挙げると、新卒入社後スグに安全関係の業務に従事するケースは多くなく、研究や製造、保全等の業務を数年経た後に安全部門に異動になるケースが想定されます。

よって上記ルートで受験資格を得られるのは30代以降ではないでしょうか。

試験会場においては、筆者を含めてオッサンばかりでした。
※FP試験と真逆

ちなみに筆者は、“14”番目の受験資格すなわち”(機械保全1級技能士”資格を取得することにより受験可能となりました。

技能士の分野は下記の通り多岐にわたりますので、ご自身の職種に合わせて取得されるのが良いかと思います。

No.分野No.分野No.分野
1金属溶解21鉄工41プリント配線板製造
2鋳造22建築板金42機械木工
3鍛造23工場板金43建築大工
4金属熱処理24アルミニウム陽極酸化処理44ブロック建築
5粉末冶金25溶射45鉄筋施工
6機械加工26金属ばね製造46化学分析
7非接触除去加工27仕上げ47産業洗浄
8金型製作28切削工具研削
9金属プレス加工29機械検査
10内燃機関組立て30空気圧装置組立て
11建設機械整備31農業機械整備
12プラスチック成形32強化プラスチック成形
13とび33左官
14配管34型枠施工
15コンクリート圧送施工35ウェルポイント施工
16金属材料試験36半導体製品製造
17ダイカスト37シーケンス制御
18機械保全38電気機器組立て
19電子回路接続39油圧装置調整
20電子機器組立て40産業車両整備

※さすがにパン製造や製麺技能士等は入っていない。

試験科目・問題数・試験時間

問題は難問ばかりですが、時間に対して問題数は多くは無いと思います。

分からない問題は時間をかけても分からないのであります。

試験科目問題数試験時間備考
産業安全一般3010:00~12:00
(2時間)
全問解答
産業安全関係法令1513:00~14:00
(1時間)
全問解答
専門科目
(機械安全)
(電気安全)
(化学安全)
(土木安全)
(建築安全)
大問4つ14:30~16:30
(2時間)
大問1・2から一つ
大問3・4から一つ
をそれぞれ選択

科目免除

特定の資格保有者は一部科目が免除される場合があります。

特に、1級セコカンを取得により専門科目が免除になる「土木」「建築」分野はリーズナブルではないでしょうか。

その他はより高難度の資格となるので、免除を目指すよりも専門科目を勉強してしまった方が早そうです。

解答形式

筆記試験:択一式(マークシート)+記述式(論述)計算

口述試験:面接形式での質疑応答

合格基準

筆記試験:総点数のおおむね60%以上

ただし、1科目につき、その満点の40%未満のものがある場合は、不合格。

口述試験:4段階評価の上位2ランクで合格。

合格率

労働安全コンサルタント試験の最終合格率は右肩下がり

近年は20%をやや下回るようです。

下は機械分野に絞ったグラフです。

合格率は全分野合計と比較して同等程度ですが、受験者数が順調に減少

機械安全は儲からないのかもしれない。。。

試験機関

本試験の詳細や申込は、

公益財団法人 安全衛生技術試験協会(衛生管理者やボイラー技士とかと一緒)

まで。

試験手数料

受験料:筆記試験+口述試験で24,700円

高い;

何度も落ちることは嫁が許さない。

試験地

  • 筆記試験:全国主要都市(東京・大阪など)
  • 口述試験:東京または大阪

資格取得の動機

今後のキャリアの軸を労働安全分野とするため。

報酬を得てコンサルできるのは魅力であります。

ただし市場を見ると建築・土木分野がマス層なので、飯を食ってくためにはそっちの勉強も必要かも知れない。

勉強時間

情報源にもよりますが、初学者は300時間500時間が必要そう。

1回目は100時間足らず受験。

あまりに無謀。

参考書

参考書は安全衛生ラボより調達しました。

安全一般と安全法令がそれぞれ¥5,100。

1回目受験時はほとんど読めてませんでしたが、2回目受験に向けて特に法令を重点的に学習。

1周通読しただけでも、かなり理解が進みました。

過去問はコンサルタント会より調達しました。

税込みで\5,500。

1冊あたり2年分の過去問が収録されとります。

筆者は3冊すなわち6年分を購入し格闘中。

小問(選択肢)を一つ一つ丁寧に理解していくことが重要ですね。

最初は、法令覚えるの無理!と思ってましたが、繰り返し読んでいるうちに徐々に記憶に定着していくのが自分でもわかりました。

投下した時間は嘘つかなそう。

自己採点

1回目

産業安全一般 →  

(オホ~)

産業安全関係法令 → × 

絶望( ´Д`)

専門科目 → △

信頼性工学と論理演算の問題はほとんどクリアも、「焼入れ」の説明・機能問題が絶望。

(素人ながら奮闘したと思う)

試験結果

1回目:不合格(筆記試験)

(味気ない)

「法令」 ⇒ やり込み確定。

2回目:2025年10月21日 受験予定

合格後

(不合格なう)

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以上、

進捗ありましたらUPいたします。

お読みいただきありがとうございました♪

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