労働安全コンサルタントの概要や試験対策【合格体験記032】

JTEX
合格体験記

 本記事は『労働安全コンサルタント』の試験対策(参考書勉強方法等や、合格体験記を綴っています。

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労働安全コンサルタントとは?

 労働安全コンサルタントは、企業(事業場)の安全管理体制を診断・指導する国家資格です。

資格名労働安全コンサルタント
資格分類1国家資格
資格分類2業務独占資格

 機械電気化学土木建築各分野に精通し、製造業・建設業などの現場で、労働災害の予防安全対策の立案を担う専門家として活動します。

 試験区分と専門分野は以下の通りです。

区分  主な対象領域受験者のバックグラウンド例
機械機械設備の安全設計・保守製造業技術者、機械保全担当など
電気電気設備の安全管理電気主任技術者、施工管理技士
化学化学物質の危険性評価化学技術者、化学物質管理者
土木土木工事の安全対策土木施工管理技士
建築建築現場の安全管理建築士、施工管理技士

労働安全コンサルタントのホームページはこちら

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筆記試験対策

 筆者は1回目の受験では不合格となっていますので、その際の反省点を踏まえた記載内容にしています。

 参考書などの書籍代をケチって合格できるほど甘い試験では無いので、準備段階から万全の体制で臨みましょう!

筆記対策方針

以下の対策がおすすめです。

  1. 産業安全一般
    →「広く・浅く
     過去問の周回が効く。
  2. 産業安全関係法令
    →「広くそこそこ深く
     数値の覚違いなどが命取り。
  3. 専門科目(機械)
    →「狭く・深く
     試験問題集を中心に。
     過去問だけでなく周辺分野も押さえておきたい

学習スケジュール

 申込時期は7月受験は10月中下旬です。

 学習は遅くともゴールデンウィーク明けにはスタートし計400時間は確保したいところです。

 5〜9月で約270日なので1日平均1〜2時間で延べ、270〜540時間確保できる計算となります。

 筆者の場合は、

 1年目:2ヶ月(100時間)

 2年目:4ヶ月(240時間)

 の計340時間

(+製造業の現場管理の経験6年)

でした。

参考書-全般対策

 【必須級!】解答と解説付 試験問題集/(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会

  • 2年分の試験問題を収録。
  • 数年分の調達をおすすめ
    中古品はメルカリでも即完売
  • 全500ページ以上も、他区分の問題含む。
  • 誤植はそこそこある。
  • 4,900円(税込)

参考書-科目別対策

「産業安全一般」

(参考書)労働安全コンサルタント試験のための「産業安全一般」
(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会

  • 基礎知識習得のため、本書から着手を推奨。
  • 全336ページ。
    参考書部分と過去問部分で構成。
  • 3,500円(税別)

(過去問)労働安全コンサルタント試験 傾向と対策 産業安全一般 第5版/安全衛生ラボ

  • 全122ページ。
  • 4,500円

「産業安全関係法令」

【必須級!】労働安全コンサルタント試験 傾向と対策 産業安全関係法令 第6版
安全衛生ラボ

  • 主に法令条文と過去問を掲載。
  • 所々で表にまとめられている
    とても使いやすい!
  • 4,700円
  • 全204ページ。

「専門科目」

 全般対策に記載した日本労働安全衛生コンサルタント会が販売している「試験問題集」を中心に。

勉強方法

産業安全一般

 上記の参考書・過去問を周回しましょう。

 出題数が多いため、分からない問題があっても1問の影響は限られます

産業安全関係法令

 上記の「傾向と対策」をじっくり読み込みましょう。

 出題数が少ないため、1問あたりの影響が大です。

 また数値や文脈などひっかけがいやらしい・・・。

 時間をかけて理解を深めましょう。

専門科目

 「試験問題集」を複数年分用意し、一通り解いてみましょう。

 そうすることで、繰り返し出題される問題が見えてきます。

 例えば「機械区分」であれば、「機械の包括的な安全基準に関する指針」「工作機械のフェールセーフ化に関するガイドライン」周りの用語や安全距離の算出方法機能安全に関する用語パフォーマンスレベル(PL)を算出するためのキーワードなどがあります。

 これらはいずれ口述試験でも問われることになるので、ぜひ筆記試験対策の過程で知識を定着させましょう。
(じゃないと、筆者みたいに口述試験対策で苦戦することになる)

 あとはひたすら周回です。

 機械安全分野にしても、物理に特化した問題を必ずしも解答する必要はありません。

 過去問周回によって、対応範囲に幅を持たせておくことが重要です。

 ちなみに筆者は5冊(計10年分)を調達し、各年度5周以上周回しました。

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口述試験対策

 他の資格試験を見ても口述試験が課される資格試験は多くないため、何が正解か疑心暗鬼になってしまうこともあるかもしれません。

 転職活動してる人は強いかも。

参考書

 試験合格への手引き/(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会

  • 過去の口述試験の情報が満載(区分問わず)。
    「機械」「電気」「化学」区分の情報は限られているため非常に貴重。
  • 全242ページ。
  • 3,100円(税込)

 労働安全コンサルタント試験 傾向と対策 産業安全一般(別冊)/安全衛生ラボ

  • 主に指針が掲載され、口述特化
    もっと早く知っていれば、より活用したことでしょう。
  • 全136ページ構成。
  • 非売品
    ※傾向と対策 産業安全一般とセット

講習会

 【必須級!】受験準備講習会(オンライン)/(一社)日本労働安全衛生コンサルタント会

  • 時間:12:15〜17:00
  • 受講費用:29,000円(税込)
  • 講習1週間前くらいにテキストが郵送される。
  • 土木・建築区分の説明が全体の2〜3割。
    他区分の受講も問題なし
  • 試験の概要、当日の試験官配置、質問されるポイントや想定問など有益な情報が多数紹介
  • 数日後にアーカイブ配信される。

(テキスト1)

(テキスト2)

 アーカイブ配信は各コンテンツをそれぞれ20周は聞いた

 これ無くして合格は無かった

その他対策

 上記講習会の内容を参考に、生成AIを活用して想定問100問を作成

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試験の合格率・難易度

難易度

 ☆★★★★

  • 筆記試験の難易度は、
    環境計量士>安全コンサル>>技術士一次
    のような感じ。
  • 解答は応用情報の記述の方がしんどい。
  • 口述試験は準備期間を含めてとても大変
    (あと精神衛生上良くない)

合格率

 労働安全コンサルタント試験の合格率推移は次の通りです。

 近年は右肩下がりとなっており、20%を下回っています。

 次に機械分野に絞ったグラフです。

 合格率は全分野合計と比較して同等程度ですが、受験者数が順調に減少

合格基準

 筆記試験:総点数のおおむね60%以上

 ただし、1科目につき、その満点の40%未満のものがある場合は、不合格。

 口述試験:4段階評価の上位2ランクで合格。

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その他概要

受験資格

 本資格を受験するには受験資格が必要です。
 ※リンクから公益財団法人安全衛生技術試験協会のHPへ飛べます。

 主なものは、「大学卒業+安全実務5年」、「高校卒業+安全実務10年」など。

 技能士関係は1級か単一等級を取得すると、受験が可能になります。

 対象となる技能士一覧を下表に掲載します。

No.分野No.分野No.分野
1金属溶解21鉄工41プリント配線板製造
2鋳造22建築板金42機械木工
3鍛造23工場板金43建築大工
4金属熱処理24アルミニウム陽極酸化処理44ブロック建築
5粉末冶金25溶射45鉄筋施工
6機械加工26金属ばね製造46化学分析
7非接触除去加工27仕上げ47産業洗浄
8金型製作28切削工具研削
9金属プレス加工29機械検査
10内燃機関組立て30空気圧装置組立て
11建設機械整備31農業機械整備
12プラスチック成形32強化プラスチック成形
13とび33左官
14配管34型枠施工
15コンクリート圧送施工35ウェルポイント施工
16金属材料試験36半導体製品製造
17ダイカスト37シーケンス制御
18機械保全38電気機器組立て
19電子回路接続39油圧装置調整
20電子機器組立て40産業車両整備

試験科目・問題数・試験時間

試験科目問題数試験時間備考
産業安全一般3010:00~12:00
(2時間)
産業安全関係法令1513:00~14:00
(1時間)
専門科目大問1・2から一つ
大問3・4から一つ
をそれぞれ選択
14:30~16:30
(2時間)
(機械安全)
(電気安全)
(化学安全)
(土木安全)
(建築安全)

解答形式

 筆記試験:択一式(マークシート)+記述式(論述)・計算

 口述試験:面接形式での質疑応答

科目免除

 技術士や1級施工管理技士などの特定の資格保有者は一部科目が免除される場合があります。

試験機関

 本試験の詳細や申込は、

 公益財団法人 安全衛生技術試験協会(衛生管理者やボイラー技士とかと一緒)

 まで。

試験手数料

 受験料:筆記試験+口述試験で24,700円

試験地

  • 筆記試験:全国主要都市(東京・大阪など)
  • 口述試験:東京または大阪
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合格体験記

 筆者は2026年2月27日に試験に合格しました。

資格取得の動機

 筆者の憧れは測量を生業にし、個人事業主として生計を立てている実父。

 自分もずっと手に職をつけたいと思っていたが、選択肢は多くなかった。

 幸い製造業のキャリアが長かったため、その経験を活かし起業する道があるかもしれないと思い、中でも安全(衛生)コンサルは魅力的だと思った。

 我に光を。

受験1回目

受験2回目

南無三📿

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