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かいぱです。
本記事は『第2種電気工事士』の合格体験記です。
2023年9月4日に取得しました。
目次
資格取得の動機
本資格取得の動機は、
- 子供が自宅のコンセントを破壊。修理が必要だったため
- 苦手な電気分野を少しでも理解するため
の2点でした。
なお毎度のことですが、仕事には不要なので会社からの補助はございません。
資格の概要
第2種電気工事士は、電気工事士法に基づく国家資格で、主に一般家庭や商店などの低圧電気設備の工事に従事するために必要です。
この資格を取得することで、屋内配線や小規模な太陽電池発電設備の設置・変更などの作業が可能になります。
試験は以下の2段階で構成されています:
- 学科試験:
電気理論、配線設計、電気機器の使用方法などが出題されます。
試験形式は四肢択一方式で、筆記またはCBT(コンピュータベース)方式で行われます。 - 技能試験:
実際の配線作業を行い、課題を完成させる試験です。
試験時間は40分と限られており、事前の練習が重要です。
<最新の受験案内はコチラ>
項目 | 内容 |
---|---|
資格名 | 第2種電気工事士 |
資格分類1 | 国家資格 |
資格分類2 | 業務独占資格 |
体感難易度 | ☆☆☆★★ |
受験回数 | 2回(なぜ “1” でないのか) |
受験資格 | 制限無し |
勉強時間 | 約25時間 |
勉強方法 | 筆記:過去問周回 技能:過去問に沿って演習 |
試験科目 試験時間 | 筆記:120分 技能:40分 |
試験方法 | 筆記:マークシート方式(4択) 技能:実技試験で、配線図に基づいた作業を行います |
合格基準 | 筆記:満点の60%以上 技能:電気的欠陥が無いこと |
科目合格 | 筆記試験と技能試験は別々に合格する必要があります。 筆記試験に合格すれば技能試験を受験できます。 |
申込時期 | 春(3月頃)と秋(9月頃) |
試験時期 | 筆記: 6月と10月→2023よりCBT開始 技能: 7月と12月 |
試験会場 | 全国各地の指定会場 |
受験費用 | ¥9,300 (インターネット申込の場合) |
費用負担 | 全額自腹 |
試験機関 | 一般財団法人 電気技術者試験センター |
試験対策
勉強方法
本資格の学習前の事前知識↓
- 職場(工場)で製造設備を保全していたため、工具の名称・用途について多少の知識有り。
- エネルギー管理士(熱分野)の学習で、オームの法則をはじめとした初歩的な計算を学習済み。
筆記:
・過去に出題された問題がほとんど。
・過去問周回で対策。
・配線図は実際に何度も書いて体で覚える。
技能:
・配線図が書けないと話にならない。
・実際に工具を使って配線部品を加工する。
・必ず時間(40分)を計って練習すること。
(10分余るくらいまで習熟できれば安心)
・やっぱり体で覚える。
技能試験対策では、筆者は全課題を約2周しました。
配線図と欠陥対策を理解できれば、あとは慣れの問題であります。
勉強時間
勉強時間はトータルで約25時間でした。
内訳は、筆記:15時間、技能:10時間 です。
参考書
筆者が実際に使用した参考書は、下の2冊です。
① ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士学科試験 すい~っと合格
- 定番の参考書。過去問としても十分。
- 効率的に合格ラインを超えることが可能。
②第二種電気工事士試験 完全攻略 技能試験編
- 出題候補13題をオールカラーの写真付きで掲載。
- 施工手順も細かく掲載され、欠陥についての解説も充実。
工具
定番のHOZAN(ホーザン)のセットがおすすめです。
多少値は張りますが、試験合格に向けた十分な仕様です。
実生活でも使えます。
YouTubeに工具の使い方の動画が多数あるので、ぜひ参考にしてみてください。
試験:1回目
筆記試験
試験日:2022年5月29日(日)。
試験会場:獨協大学(埼玉県草加市)


(受験票)
電気分野が苦手な筆者ですが、試験問題はほぼ過去問通りなのでほぼ暗記で乗り切りました。
筆記試験の結果ですが、正答数39/50問にて無事に合格です^^
技能試験
翌6月に技能試験の受験票が送られてきました。

が、仕事が立て込んでしまい技能試験の練習ができず見送り・・・。
さらに・・・
下期、9,300円追加で申し込みました。

がやっぱり時間取れず、結局見送り・・・。
試験:2回目
筆記試験
試験日:2023年5月2日(火)
世間はGW。
筆記試験がCBTに移行しましたので、テストセンターで受験です。
(従来の筆記試験も実施されとります)

(簿記3級を落ちた会場)
CBTは情報処理技術者試験(IP,SG,FE)やFP・日商簿記検定を受験された方はおなじみの受験スタイルです。
筆記は1回目からノー勉で受験でしたが結果は、

無事、合格!
1回目より点数が下がってるが、まぁこんなもんか。
技能試験
続いて技能試験。
届いた受験票がコチラ↓

(また会いましたね)
どんな理由があろうが、流石に今回ばかりは逃げるわけにはいかない!
試験日:2023年7月23日(日)
試験会場:くすのきホール(所沢)
試験会場がだんだんと筆者の居住区から離れております。
去年受けとくんだった。

(試験を冒とくした罰)
気持ちを切り替え、会場へ。
試験が開始したら、まずは試験問題の余白に配線図を書くことをおすすめします。
そうすることで配線図と実際の器具を照合しながら作業でき、見直しも楽になります。
次に支給材料のカットですが、数量に余裕はないため、配線図を参考に丁寧にカットしましょう。
時間にも余裕はないですが、加工が終わってしまえば組み立てるだけです。
配線図を参考にサクッと組み立てちゃいましょう。
※なお見直し必須

(落書きクオリティ)
試験終了2分前に被覆の割れが見つかったが仕方ない。
腹をくくって作業終了。
技能試験結果のWEB公表日は8月17日(木)。
早速結果をWEBで確認。

合格 ヨシッ!

これで試験合格確定です。
まもなくハガキも届きました。

合格後
試験合格後は免状交付手続きを行うことで免状が発行されます。
免状交付手続き
住民登録されている都道府県を確認: 免状交付申請は、住民票がある都道府県の窓口で行います。
必要書類の準備:
- 電気工事士免状交付申請書
- 結果通知書の原本
- 写真(縦4cm×横3cm、6ヶ月以内に撮影されたもの)
- 住民票の写し(都道府県によって不要の場合あり)
- 申込手数料(通常5,300円、現金または収入証紙で支払い)
申請方法:
- 窓口に直接提出するか、郵送で申請します。
- 郵送の場合は、簡易書留で送ることが推奨されています。
免状交付までの期間: 申請後、免状が届くまで通常2週間~1ヶ月程度かかります。
免状到着
このような封筒で免状が届きました。

簡易書留なので不在時は投かんされません。
ご注意ください。
これが計50,000円くらいかかった免状↓

(ブサメン)
締めは淡白に。
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以上、
『第2種電気工事士』
の合格体験記でした。
ご覧いただきありがとうございました♪
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